訪問看護医療DX情報活用のメリットについて
1.事務作業の削減
デジタル化により、紙の記録や報告書の作成、保管にかかる時間と労力を大幅に削減します。
これにより、訪問看護師が本来の業務であるケアに集中できる時間が増えます。
2.情報共有の迅速化
多職種間でリアルタイムに情報を共有することで、患者の状態変化に迅速に対応できるようになります。
例えば、訪問時に気になる症状を発見した場合、その場で主治医に連絡し、適切な指示を仰ぐことができます。
3.ケアの質の向上
デジタルデータの蓄積と分析により、個々の患者に最適なケアプランの立案や、ケアの効果測定が容易になります。
これにより、エビデンスに基づいた質の高いケアの提供が可能になります。
4.訪問看護師の負担軽減
移動中や訪問先でのデータ入力が可能になることで、残業時間の削減や労働環境の改善につながります。
これは、訪問看護師の離職防止や人材確保にも寄与します。
5.患者・家族とのコミュニケーション強化
タブレットなどを使用して、患者や家族に視覚的な説明を行ったり、遠隔でのコミュニケーションを取ったりすることが可能になります。
これにより、より分かりやすい説明や、きめ細かなサポートが実現します。
訪問看護医療DX情報活用加算に伴う
ウェブサイト掲示について
2024 年診療報酬改定に伴い、訪問看護ステーションアポロは、地方厚生局⾧等に届け出た訪問看護ステーションの看護師等(准看護師を除く)が、オンライン資格確認によって利用者の診療情報や薬剤情報等を取得した上で訪問看護の実施に関する計画的な管理を行い、質の高い医療を提供します。
これにより訪問看護医療DX情報活用加算として定められた額を所定額に加算します。
(新)訪問看護医療DX 情報活用加算50 円/月
これに関係する施設基準は以下の通りです。
- 厚生労働省が示す訪問看護療養費及び公費負担医療に関する費用の請求に関する命令(平成4年厚生省令第5号)第1条に規定する電子情報処理組織の使用による請求を行っていること。
- 健康保険法第3条第13 項に規定する電子資格確認を行う体制を有していること。
- 医療DX推進の体制に関する事項及び質の高い訪問看護を実施するための十分な情報を取得し、及び活用して訪問看護を行うことについて、当該訪問看護ステーションの見やすい場所に掲示していること。
- 3 の掲示事項について、ウェブサイトに掲載していること。(資格情報の提供について)資格情報の提供は患者様及び代理人の同意に基づいて行われます。同意なしにオンライン資格確認を行うことはございません。
医療DXを通じた質の高い医療の提供にご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。